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【妊婦・授乳中・幼児】魚の摂取量に注意!水銀の取り過ぎの可能性あり

妊婦生活をしているときに、「魚の水銀が胎児に悪影響を与える」ということを、母子手帳厚生労働省が配布している資料で知った方は多いのではないでしょうか。

ところが、アメリカやEUでは、妊婦だけでなく、幼児と授乳中のママも対象に入れていることをご存知でしょうか。

そこで今回は、授乳中のママと子供を育てているお母さんに知っておいてほしい、魚と水銀の関係についてまとめました。

 

授乳中のママと幼児が魚の摂取量に注意する理由 

厚生労働省の注意事項では、対象をもっぱら妊婦及び妊娠の可能性のある方に限っていますが、その他の方にもメチル水銀は有害です。

出生後も新生児から幼児にかけての時期はまだ脳は発達段階にあります。

さらに小児の体重あたりエネルギー摂取量は成人の2倍以上であるため、体重あたりメチル水銀の摂取量も成人の2倍以上と予想されます。

幼児に対するメチル水銀の影響についての十分なデータはありませんが、胎児についで幼児の感受性が高いことは明らかであり、幼児に与える食事には、妊婦に準じた注意を払うべきであると考えられます。*1

また、授乳中のママに関して、イギリスのNHSは、「赤ちゃんへの影響を考慮すると、授乳中の女性は妊婦と同様に魚の摂取量に注意すべき」*2

としています。

(※はっきりとした原因が書かれた文献は見つかりませんでした。)

 

各国が注意喚起している魚 

◎各国の注意喚起の概要 (厚生労働省資料から抜粋)

対象者 注意事項の内容
日本 妊婦、妊娠の可能性のある方 バンドウイルカ:2ヶ月に1回まで。コビレゴンドウ:2週間に1回まで。キンメダイ、メカジキ、クロマグロメバチメバチマグロ)、エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ:週に1回まで。キダイ、マカジキ、ユメカサゴミナミマグロ、ヨシキリザメ、イシイルカ、クロムツ:週に2回まで
米国 妊娠する可能性のある女性、妊婦、授乳中の母親、幼児 サメ、メカジキ、サワラ、アマダイの摂取を避ける。エビ、ツナ缶、サケ、タラ、ナマズは週に340g以下。週2回魚介類を摂取する場合、ビンナガマグロを170g以下
EU 妊娠する可能性のある女性、妊婦、授乳中の母親、幼児 大型の捕食性の魚は週に多くて1食(100g)以下。大型の捕食性の魚を食べた場合には、その週はいかなる魚も食べない。マグロを週2回以上食べない
英国 妊婦、妊娠を考えている女性 サメ、メカジキ、マカジキの摂取を避ける。1週間に中型のマグロ缶詰4個(560g)以下又はマグロステーキ2枚(280g)以下
16才以下の小児 サメ、メカジキ、マカジキの摂取を避ける
カナダ すべての人 メカジキ、サメ、マグロの摂取は週に1食以下
幼児、妊娠可能年齢の女性 メカジキ、サメ、マグロの摂取は月に1食以下
アイルランド 妊娠可能年齢の女性(妊娠を考えている女性)、妊婦、授乳中の母親、幼児 サメ、メカジキ、マカジキの摂取を避ける。週にマグロステーキ1枚(8オンス、約230g)又は中型のマグロ缶詰(8オンス、約230g)を2缶まで
その他の人 サメ、メカジキ、マカジキの摂取を週1食以下(マグロの摂食制限は不要)
オーストラリア 妊婦、妊娠を考えている女性、6歳以下の小児 サメ、カジキ類を2週間に1食(それ以外の魚をその2週間摂食しない)、又はオレンジラフィー、ナマズを週1食(それ以外の魚をその週摂食しない)、又はその他の魚を週2~3食以下
その他の人 サメ、カジキ類を週1食(それ以外の魚をその2週間摂食しない)、又はその他の魚を週2~3食以下
ニュージーランド 妊婦、妊娠を考えている女性 サメ、エイ、カジキ、バラマンディ、ギンサワラ、オレンジラフィー、リング、ミナミマグロ、地熱水域で漁獲される魚は週に4食以下
ノルウェー 妊婦 鯨、川カマス、パーチ(25cm以上)、マス及びイワナ(1kg以上)、サメ、カジキ、エイ、マグロを食べない
授乳中の母親 鯨を食べない
デンマーク 妊娠を考えている女性、妊婦、授乳中の女性、14歳未満の子供 マグロ、スズキ、カレイ、バラムツ、メカジキ、ニシラクダザメ、カマス、パーチを週に100g未満
*3

※米国で注意されているサワラとアマダイは、日本のものとは異なります。*4

 

なお日本で食べる魚については、マグロ類(マグロ、カジキ)、サメ類、深海魚類、鯨類(鯨、イルカ)の範囲で注意すれば十分とされています。

理由として、日本生協連は次のように説明しています。

同じ魚種でも、生息している環境と魚の大きさによって水銀濃度は大きく変わります。

日本でも河川産魚介類が暫定的規制値の対象外魚種になっていますが、実際には淡水魚の水銀濃度はいずれの魚種でも低く、鉱工業由来の汚染がない限りイワナなどの淡水魚は心配ありません(イワナと訳されているノルウェーの魚が淡水産とは限りません)。*5

 

まとめ 

魚に含まれる水銀について、国によって注意喚起の対象者は異なりますが、多くの国で妊娠中の女性だけでなく、授乳中のママや幼児がその対象になっています。

一方で、対象とする魚も国によって異なりますが、日本に限ってみると、マグロ類(マグロ、カジキ)、サメ類、深海魚類、鯨類(鯨、イルカ)の範囲で注意すれば十分です。

魚は不飽和脂肪酸やビタミンDを多く含むなど、妊婦や授乳中のママ、子供に欠かせない栄養をたっぷり含んだ食べ物なので、摂取量に注意しながら、上手に食生活に取り入れていきたいですね。

 

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 以上、「【妊婦・授乳中・幼児】魚の摂取量に注意!水銀の取り過ぎの可能性あり」でした。

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